
昭和39年(1964)、遠友夜学校の跡地に札幌市の中央勤労青少年ホームが誕生。その中にこの学校の偉業を後世に伝える遠友夜学校記念室が設けられました。
その後、中央勤労青少年ホームを引き継いだ中央若者活動センターの閉館に伴い、平成23年(2011)10月、札幌市資料館に移転し、リニューアルオープンしました。
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遠友夜学校は、後に国際人として世界を舞台に活躍する新渡戸稲造が萬里子夫人(メリー・P・エルキントン)とともに、社会に役立つためにと願って、札幌市中央区南4条東4丁目に創設した私立の夜学校です。
新渡戸稲造が抱いた、札幌に設けたい学校の1つであったこの学校は、明治27年(1894)の開校から昭和19年(1944)の閉校まで50年にわたって、家庭の事情などで、勉強がしたくても学校に行けなかった札幌の不幸な青少年たちに、男女の別なく無料で開かれていました。
明治時代の中ごろに、慈愛の心を持って進んで社会奉仕を行った新渡戸稲造の崇高な精神に共鳴し、無給で先生をかって出た友人たち、そして暖かな援助を惜しまなかった市民の人たちなどに支えられ、不十分であった教育制度のすき間をうめながら、希望の灯をともし続けた遠友夜学校は、札幌のボランティア活動の原点でもありました。